彼とガン。5

彼とガン。

前回のお話はこちら



治療開始

入院して5日目には、抗がん剤治療が始まりました。
抗がん剤を投与すると、さまざまな副作用がからだにあらわれます。

彼の場合は、
だるさ、口内炎、味覚の変化、便秘、吐き気、脱毛、爪の変化などがあらわれました。口内炎がひどいときは、食事もできず、氷を含んで痛みを緩和させてました。


脱毛は、投与2週間後くらいからはじまり、眉毛とまつ毛は薄くなっただけでしたが、その他の毛はつるつるになりました。

髪は、まくらで擦れるだけでも抜けてしまうので、バリカンで短くして、ニット帽を被って過ごしました。

子供について

急性リンパ性白血病は、病気の進行が早いので治療を急ぐ必要がありました。

そのため、精子凍結保存をする前に治療が開始しました。抗がん剤治療や放射線治療を行うと、生殖機能もダメージを受け、無精子症になるリスクが高まります。


将来赤ちゃんに会えないかもしれない。

彼にとって、この事実を受け止めるのは、かなり辛いことだったと思います。

当時の私は、
彼が生きていればいい。元気にさえなってくれればいい。それだけを願っていました。


だから子供はいらない。
二人で生きていけばいい。そう思ってました。


しかし、完治して5年。

周りと変わらない、普通の暮らしをおくっていると、やっぱり彼との子供が欲しい。そんな気持ちが芽生えてしまいました。今はまだ、検査をしていないので、現状はどういう状態なのか分かりません。

1パーセントあるかないかの奇跡を信じて、妊活をしています。

コメント

error: Content is protected !!